疼痛性障害とは
「うずく」、「いたみ」 の障害と書きます。
この病名を聞いた事がない人がほとんどではないでしょうか?
よく会社の健康診断で持病欄にこの病名を書くと
医者から逆に「なんですか?この病気は?」と聞かれます。
それくらい知名度の低い病気です。
どんな病気なのか? ネットからの引用によると・・・
疼痛性障害とは身体表現性障害の一つです。
身体表現性障害とは内科的、外科的にも異常がみられず、心理的要因によって
身体症状に影響が出ている障害を言います。
疼痛性障害では、体の部位にズキズキとした痛みが発生し、その痛みは体の
様々な部位で起こる可能性があります。疼痛性障害では、頭、顔、関節、手、
足、関節、腹部、胸部などの様々な部位の1つ以上に、疼痛と呼ばれるズキズキ
とした痛みが起こります。原因はよくわかっていませんが、無意識のストレスや
不安などが身体症状へと現れていると考えられていますし、
本人の性格や家庭環境も関与しているといわれています。
とか、
疼痛性障害は身体表現性障害の一種で、
「一見、身体疾患のようにみえるが、いくら検査を行っても、症状の原因と思われる
所見がない」ときに診断される病名で、精神疾患に分類されています。
しかし、この病気で生じる痛みは「気のせい」などではなく、
現実の痛みで、しかも激しい痛みであることが多いのです。「疼痛性障害」は、
脳の中にあるセロトニンという神経のネットワークがうまく働かなくなって
いることが原因だと考えられています。したがって、どんなに痛がっていても、
末梢に対する治療(手術、局所麻酔やブロック、普通の鎮痛薬)は、ほとんど
効果がありません。むしろ、痛みに過敏になっている脳を刺激して、痛みを
悪化させることのほうが多いのです。
とか出てきますが正直言って意味不明です。
簡単に僕なりの解釈で説明するならば
体のどこにも異常はないのだけれど
脳ミソがバカになってしまって体中が痛む病気
と言ったところでしょうか?
まさに「イタイイタイ病」です。
原因は上にも挙げられていますが
「セロトニン(神経伝達物質)という神経のネットワークがうまく働かなくなっていること」
だそうですがこれも意味不明ですね。
ネットからの引用によると「セロトニン」とは
セロトニンとは「ノルアドレナリン」や「ドーパミン」と並んで、体内で特に重要な役割を
果たしている三大神経伝達物質の一つです。
セロトニンは人間の精神面に大きな影響与える神経伝達物質で、セロトニンが
不足すると、うつ病などの精神疾患に陥りやすいと言われています。
「神経のネットワークがうまく働かなくなっていること」
という意味がセロトニンの異常分泌(増大または不足)を示しているかどうか
厳密に言及しているネット情報は見つかりませんでした。
なので原因はセロトニンが関わっている事くらいしか良く分かりません。
で、治療法ですが
ネットで調べると
治療にはセロトニン系神経を調節する効果のある薬を使います。
代表的なものは「抗うつ薬」です。うつも(疼痛性障害とは全く別の病気ですが)
脳内のセロトニン系神経の機能不全で生じる病気であり
「抗うつ薬」=「セロトニン系神経ネットワークの調節剤」なのです。
この「抗うつ薬」を疼痛性障害に転用すれば、7-8割の患者さんで痛みが消えます。
だそうです。僕も「抗うつ薬」を何度か試しましたが効果はありませんでした。
逆に副作用が凄く出て酷い目にあいました。
僕は残り2割のマイノリティーだったようです。
上にも記載されいるとおり「普通の鎮痛薬はほとんど効果がありません。」との事ですが
僕の場合は例外的に効く時があります。
それは顔面疼痛の初期段階の時です。
で「抗うつ薬」の効かない僕の対処法ですがそれは長くなってしまいますのでまた機会があれば。
この病気の場合、専門医も少なく根治は困難な病気です。
だから一生、付き合っていくつもりです。墓場まで持っていく覚悟です。
一生、痛みと仲良く共生して生きていくつもりです。
そう、覚悟を決めないと生きていけないのです。
死ぬまで後、何十年あるのでしょう。
80歳で死ぬと仮定したらあと40年以上も痛みに耐えて生きていくのかと考えると
気が遠くなって魂が抜けます。
なんで僕が、僕だけがこんな目に・・・・
そう思った事は数え切れません。
痛みに耐えかねて死にたくなった事も数え切れません。
ほんと、
「痛みなんてこの世から消えてしまえばいいのに・・・」
痛切にそう思います。
2012年11月28日 追記
現在の処方薬(2回/日)
・スルピリド
・リボトリール
疼痛時の頓服
・市販の鎮痛剤
・マクサルト
・レルパックス
2014年6月15日 追記
追加処方薬
・リリカ
・バレリン
この病気は難病にも関わらず厚生労働省が指定する特定疾患に指定されていない為
公的な助成は一切、受けられません。
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この記事へのコメント
ヘレンが好き : 2011/06/15 (水) 19:25:33
僕もそうです。記事の内容が気になったので読ませていただきました。
セロトニン物質に触れてありましたね。確かにセロトニンも関係していますが、他にもたくさんの要素があります。奥さんと別居OR離婚との事ですが、その事自体もストレスとなっていませんか?主治医の話ですが、この病気の時に大切な結論を出すのは、よくないそうですよ。人の世話を焼いている時ではないけれど、僕のように悪い結果(離婚)寂しいですよ。今はご自身の事を優先に考えてください。お願いします。
Damien : 2011/06/16 (木) 05:28:02
御訪問、コメント、ありがとうございました。
非常に大変な状況だというのが文面からも理解できました。しかも治療法が無いとなると、つらいですね。
つらい時ほど、誰かの助けがいるように思います。結論を急がれない方が良いのではないかでしょうか。
よーきー : 2011/06/16 (木) 16:56:41
たしかにセロトニンも関係していますが他にも幼少時の記憶とか
現在の家庭環境とかいろいろ原因はあるかもしれませんね。
離婚・・・・大切な結論を出すのはよくありませんか・・・
そうかもしれません。よく考えてみますね。
よーきー : 2011/06/16 (木) 16:59:16
覚えてくださってありがたいです。
たしかに誰かの助けは必要ですね。
結論は良く考えてから出そうと思います。
アドバイスありがとうございます。
気になったので : 2011/07/12 (火) 11:11:27
ブログっぽいレビュー置き場からこちらを見にきました。
余計な事でしたら聞き流して頂きたいのですが
抗うつ薬(ドグマチール等)とセントジョーンズワートの
組み合わせは良くないと聞きました。
私自身も、うつ持ちです。
何かの参考になればと思いコメントさせて頂きました。
参考になれば幸いです。
よーきー : 2011/07/12 (火) 11:20:21
> 組み合わせは良くないと聞きました。
おっしゃるとおりです。
抗うつ薬とセントジョーンズワートの組み合わせは避けなければなりません。
ただ、ドグマチールは抗うつ作用はあるものの抗うつ薬ではなく抗精神薬なんですね。
だから飲み合わせても大丈夫です。
僕は副作用等は一切出てません。快調そのものです。
> 私自身も、うつ持ちです。
お辛いですね。僕もやったことあるのでお気持ち分かります。
早く良くなるよう祈っております。
きのこ : 2014/05/16 (金) 15:32:44
2年間、「疼痛性障害」で痛さと格闘しています。この病名を診断されたのは、発症1年後です。ほんとうにいろいろと痛くなって、特に口腔顔面痛によってしゃべるのが出来なくなる、またしたくなくなるのが苦で、持病の脳疾患もあるので毎日大変です。
医師は、完治する人もいればない人もおり、本当にその症状には個人差がある、と言われました。
今、よーきーさんのブログをみつけて、「あ、疼痛性障害の人だ!」と驚き、思わずコメントしました。
よーきー>>きのこ様 : 2014/05/16 (金) 18:06:20
> はじめまして。きのこと申します。
> 2年間、「疼痛性障害」で痛さと格闘しています。この病名を診断されたのは、発症1年後です。ほんとうにいろいろと痛くなって、特に口腔顔面痛によってしゃべるのが出来なくなる、またしたくなくなるのが苦で、持病の脳疾患もあるので毎日大変です。
> 医師は、完治する人もいればない人もおり、本当にその症状には個人差がある、と言われました。
> 今、よーきーさんのブログをみつけて、「あ、疼痛性障害の人だ!」と驚き、思わずコメントしました。
僕は10年以上、患い苦しんできました。きのこさんのサイトを見させて頂いたのですが
僕以上にお苦しみになってきたのですね。思わず涙腺が・・・
僕の場合は全身疼痛からやがて顔面に痛みが移行してもの凄い数のドクターショッピングを
繰り返してきました。当初は診療内科や精神科を受診していたのですが
最近、ペインクリニックに通うようになりました。そこで処方されたのが「リリカ」という
新薬です。正直、新薬なのでジェネリックもなくかなりお高いです。
処方されて約2ヶ月経過しましたが痛みが出る頻度が劇的に少なくなりました。
一度、試してみると良いかもしれません。参考までに。
お互い苦しい境遇ですが何か1つでも楽しみを見つけて痛みと折り合いをつけていきましょう。
まお : 2015/09/01 (火) 23:46:24
よーきー>>まお様 : 2015/09/02 (水) 20:17:15
コメントありがとうございます。
トリプタノールは以前飲んでいた事もあったのですが副作用が酷くて・・・。
デパケン(バレリン)は僕も飲んでいます。でもあまり効かないかな。
リリカも結構な量を飲んでますが効果は薄いですね。
どうぞ、ご自愛下さいませ。
あずき : 2015/11/18 (水) 11:34:28
疼痛性障害だ。と言われました。
あたしは薬の依存症だそうです。痛みを考えない様に…と言われても…約1年中痛かった事はなかなか無理です。あたしも何度も死にたい。と考えて涙を何度流したか?辛いですね🎵この病気と一生付き合う事なんですね!
よーきー>>あずき様 : 2015/11/18 (水) 20:51:13
> 疼痛性障害だ。と言われました。
> あたしは薬の依存症だそうです。痛みを考えない様に…と言われても…約1年中痛かった事はなかなか無理です。あたしも何度も死にたい。と考えて涙を何度流したか?辛いですね🎵この病気と一生付き合う事なんですね!
コメントありがとうございます。
お辛いですね。
現在の所、この病気の根治ができる薬や治療法はありません。
残念ながら。
なので長年この病気と付き合っている僕からアドバイスを。
「どうせ治らないんだから自分を騙してポジティブに生きる、生きる糧を何かに見出す」
と言った所でしょうか。
仰る通り、この病気とは一生付き合わなくてはなりません。
でも、どうせ苦しいなら少しでも楽しい事を考えましょう。
まぁ、言葉どおりできたならどんだけ楽かって話ですけど。
ご自愛下さいませ。
美剣謳歌 : 2016/06/01 (水) 12:33:53
先日 神経性障害疼痛と診断されました
痛みとしびれのせいで眠りも浅く
何をやるのも辛くて
大好きだった料理すら出来ない
アニメを見るのも気乗りがしない
仕事も痛みのせいで進まない
こんな日常生活が後 何年続くのかと
思うと憂鬱です
親には、理解して貰えず
怠け者、嘘つきと罵られます
よーきー : 2016/06/03 (金) 12:56:20
> 先日 神経性障害疼痛と診断されました
>
> 痛みとしびれのせいで眠りも浅く
> 何をやるのも辛くて
> 大好きだった料理すら出来ない
>
> アニメを見るのも気乗りがしない
> 仕事も痛みのせいで進まない
> こんな日常生活が後 何年続くのかと
> 思うと憂鬱です
>
> 親には、理解して貰えず
> 怠け者、嘘つきと罵られます
お辛いですね。
お気持ちは痛い程わかります。
こういった病気は根治が難しいので
なんとか痛みと折り合いをつけて生きていくしかないです。
それも周囲の方々の理解があってこそなので
じっくり話し合いをしてみては如何でしょうか。
どうぞ、無理せずご自愛下さいませ。
葉月 : 2016/06/25 (土) 15:23:23
痛みなんてこの世から消えれば良いのにと私も思います。幼い頃から発症して
22才から通院して疼痛性障害と
診断されました。
顔の痛み、ひきつり、喉の圧迫など
酷いものです。私の場合は感情を言語化できないことによって起こるそうです。
よーきー>>葉月様 : 2016/06/26 (日) 02:07:47
> 痛みなんてこの世から消えれば良いのにと私も思います。幼い頃から発症して
> 22才から通院して疼痛性障害と
> 診断されました。
> 顔の痛み、ひきつり、喉の圧迫など
> 酷いものです。私の場合は感情を言語化できないことによって起こるそうです。
幼い頃からですか・・・それはさぞかしお辛かったでしょうし、今もお辛いでしょう。
僕も現在のまだ顔面の痛みと闘いながら生活と仕事と趣味を両立しています。
僕の場合、家族や趣味の存在でかなり痛みに耐える事ができるようになりました。
感情を言語化できないというのは僕には正直、理解を超えるものなので
軽率なコメントはできません。
ただただ、無理はせずご自愛くださいませ。
松岡よし子 : 2017/02/11 (土) 02:46:05
放射能汚染物質を含む食品ばかり食べていて、要するに水銀やヒ素を体に取り入れてると、福島いたいいたい病になるみたいですよ
今は、大学病院でボルタレンも効果がなくなり、(-_-;)漢方薬を処方箋に出してもらい、胃潰瘍の薬も出してもらい、飲んだら、マシになりましたよ
食事療法も玄米食に変更しました
放射能汚染物質を体に取り込むと神経障害や心臓病、(-_-;)癌、脳腫瘍、不妊症、など骨髄性癌、原爆ぶらぶら病は、
血液検査も健康診断もなにも原因不明なのに、身体中が痛くて起き上がれないなどの症状で、(-_-;)働けなくてぶらぶら病と言われています
松岡よし子 : 2017/02/11 (土) 03:24:50
さらに今回は、顔面痛はまだないですが、胃痛、ふくらはぎの痛み、
心臓の痛み、(息苦しさ)首の痛み、10ヶ所位、1度に激痛が来てしまい、寝たきりになりそうでしたが
食事療法と漢方薬で、いきなり次の日から、痛くなくなりました
毎日、玄米、麦味噌、ぬか漬け、養命酒、15種類以上の野菜、(癌治療は30種類以上の野菜)
認知症や、神経障害に効果があるという、
すりごま大さじ4杯、シソの葉など
毎日食べて、マシになりました
あと1日1杯だけコーヒーを飲みます
放射能汚染物質を含む食品は、Yahoo!で調べて買わないようにしています。
大学病院でも、漢方薬で、効果があるものをお願いしますと、診察してもらい、飲んだら次の日から効果がありました
次は、身体中にたまった放射能汚染物質を点滴治療で出すキレーション療法の病院に通院する予定です
放射能汚染物質は半減期を過ぎたら水銀やヒ素になり、神経障害を起こすそうですよ
昔に銀歯を入れていた人が、銀を体に取り入れてると、原因不明の体の痛みや、頭痛に襲われたのが、銀歯抜いたら、たちまちに止まったという話もあります
- : 2017/05/03 (水) 14:26:24